2009/07/16

ふー

暑い日に,ふと思い出すことがある。チームで世界陸上出場組と(当時,オリンピック
日本代表選考レースであった)北海道マラソンに向けて練習していた有森先輩と
Boulderにて一緒に合宿していた時のこと。

有森先輩は競技に対する意識が高く,日々の努力は惜しまない。
この合宿では,体調管理のため,冷房をつけないことに徹底していた。
冷房は,全ての部屋が一斉に動くタイプ。
後輩の私達もつけるわけには,いかない。耐えるのみ。
有森先輩は,故障をしていて歩き中心のトレーニングを黙々とこなしていた。
世界陸上組は強化練習。次第に練習後,夜の暑さに限界が。眠れない。強化練習は続く。
まずい展開。世界陸上は迫ってくる。背に腹はかえられない。
鈴木博美先輩(FUNCOME Blendアドバイザー)と作戦会議。目指すは快適な就寝。
有森先輩は就寝が一番早い。その時がチャーンス。計画を実行へ。
有森先輩が部屋へ戻った後,アイコンタクト。しーっ。そーっと,そーっと...
作戦開始...冷房にスイッチオーン!!その日から,快適就寝作戦は続く。
冷房は,つけてない(ことになっている。)...有森先輩の体調管理はいつも通り。
私達は,ぐっすり。

作戦成功?で,世界陸上組は,鈴木先輩10000m8位入賞,私は5000m決勝進出でき12位,
後輩の五十嵐美紀さんはマラソン11位。そして,有森先輩は,北海道マラソン優勝。
良かった。良かった。

有森先輩は,実は気付いていたかも...と思いつつ,確認する勇気もなく,時は過ぎ...。

体調管理に徹してた有森先輩の努力は凄いものでした...当時の私達を許してください。
でも,本当に限界だったんです。あの作戦しかなかったんです。
もし、この話が先輩の耳に入ったその時は,笑い飛ばしてもらえますように。