2009/12/24

サンタさん

良い子は読まないでね。

こどもの頃,サンタクロースさんは絶対にいると信じていた。
小学校低学年,サンタさんの正体の噂が流れる。断固として,噂は信じなかった。
高学年になると,信じている数が減ってくる。少数になろうとも負けない。
信じないなんて,かわいそうって哀れんだくらい。

が,事件は起こる。
家の中でよくやっていた,かくれんぼ。
とんでもないところに隠れ,ホコリをつけて出てくるので,
家の人には好まれない遊び。
体のちいさかった私は,隠れるのは得意だった。ルンルン。
いつものように,ささっと隠れようとしたその時...ぎょぎょぎょおぉ。
金色のベルの絵がいっぱいの赤い包装の箱。
見てない,見てない。そっと,その場から退散。

ドキドキのクリスマスの朝。
頭の上には,金色のベルの絵がいっぱいの赤い包装の箱。
どぉーん。やっぱり,噂は本当だった。残酷な朝。メリークリスマス。
なんとなく友達の言うことが本当なんだろうなぁと思いつつ,
大切にしたかったサンタさんの存在。
どうしてもっと,上手に隠しておいてくれなかったの?
かわいい,おとぼけサンタひろみちゃん(母)につめよった朝。懐かしい。

メリークリスマス!!