2013/03/06

夢と情熱

先月18日,河合美香先生とゆっくりランチを
する機会があった。先生,ごちそうさまでした。
そこで,河合先生が年初めに小出義雄監督と
5時間お2人で話したという話をしてくださった。
いくつかの話題の中,東京オリンピックを
開催してもらいたいという話。
さすが小出監督。東京マラソン開催のきっかけを
つくった一人だなぁと,かるぅーく聞いていると
その後に続く話に未来があった。
「東京オリンピックでメダルをとらせたい。」
これに河合先生は世間一般の意見を伝えたらしい。
「世間の見解通り,今の状況では
 難しいんじゃないですか?」
すると,小出監督は
「だから,やりがいがあるんだ。
 東京オリンピックは80歳。
 そこまでは,どうしても
 がんばらなければいけない。」
と...。
その言葉に高校時代から小出監督を知る河合先生は
『監督はなにも変わられていなくて,いくつになっても
陸上に対する情熱は心からすごいなと思った。
その監督にご指導頂いたのは,ほんと幸運だった。』
と話してくださった。
小出監督の夢。叶うといいなぁ。
日本陸上長距離界。堂々と世界と勝負する選手を
しかも日本開催でみることができたら素敵だなぁ。
小出監督,ぜひ叶えてください。
80歳まで体を大切にしてくださいね。
河合先生,2人なのに...しかも現役選手ではないのに...
「食え。」「もっと食え。」の監督節健在で,お店の人が驚くほど
小出監督が注文を続けてしまい,お腹いっぱいだったって
オチはおもしろかったです。5時間ですもんねー。あはは。
現役時代,小出監督は何度も私に
「お前がマラソンをすればメダルとれるぞ。」
と誘いつつ,現役後半はトラック選手でいることに
対して否定しなかった。
それは,マラソンをやらせたいという一方で
トラック競技で世界で通用したいという
“やりがい”の理解をしてくれていたのかなぁ。
高校卒業後,中距離をやりたいという私と
どうしてもマラソンをやらせたい監督。
3000mで9分を切れなかった私に
「9分切ったら認めてやるよ。」の約束提示。
9分切ったら,ほんとに自由に目指していいって
なったもんなぁ。。。何年前だろう。懐かしすぎる。

先週末のレース,これまた自己ベストや目標達成,
今後の意欲の報告,ありがとうございます。
いくつになっても,自分の目標へ向かって欲しいなぁ。
市民ランナーには,一人でも多く,その個々の目標の
全ての原因が歳が理由で達成できないということでは
ないことに気づいてもらいたい。夢を持って欲しい。
ガンバる市民ランナーへ,そんな風に思いながら
Clubという団体練習の枠の中で,いかに個々の目標に
近づいてもらうか...信頼できるStaffと一緒になって
サポートしていくことが今のやりがい...かなぁ。