2009/09/04

びょぉーんっ

来月,生まれ育った網野町の八丁浜ロードレースに参加予定。
スタート・ゴール地点の網野北小学校は,弟・妹の母校ではあるが,
私の母校ではない。私は,両親と同じ網野小学校。で,最後の卒業生。
ちなみに,中学校は,網野中学校。こちらは,家族全員卒業生。(田舎なもんで...。)

小学校の頃の思い出といえば,校庭にあった回転ジャングルジム。
遊び時間のチャイムとともに,回転ジャングルジム目指し,走る,走る。
一斉に捕まりスタンバイ。誰ともなく,ぐるぐるまわす。ぐるぐるぐるぐる...。
どんどん速くなる。
一人,また一人...と手が離れ,飛んで行く。びゅーん,びゅーん...。
飛ばされると痛いのに,凝りもせず,飛ばされても,飛ばされても...しがみつく。
あのチャレンジ精神は,どこから湧き出る?
なぜか,ぐるぐるまわしチームVSぶらさがりチーム...みたいな雰囲気になる。
ぐるぐるチームは,一秒でも早くふりおとすため,
『走っては,びょぉーんっ,走っては,びょぉーんっ...』
(走りの途中に跳ね上がりながら休み,勢いを止めない)作戦を繰り返す。
ぶらさがりチームは,忍耐のみ。スーパーマン?アトム?みたいな空飛ぶフォーム。
回転ジャングルジムに対して,直角。風をきる。先に振り落とされた仲間が応援。
この応援が罪。残されたヒーローは,凄いスピードの中,めちゃくちゃ粘るため,
飛ばされた方が半端ない。
あぁぁぁれぇぇぇ〜。
小学校横に流れる小さな川(溝)沿いに位置する回転ジャングルジム。
飛ばされるパワーと方向によっては,漫画みたいな話だが,落っこちるのだ。
友達がおちると,大変,大変...「先生〜,◯◯くんが落ちたー。」
応援団は,保健室へ一目散。

子どもを魅了する回転ジャングルジム。
痛い目にあっても,とばされたけが人をみても,遊び時間のチャイムとともに,
目指すは...回転ジャングルジム。走る,走る。

回転ジャングルジムの位置より,先生の責任より,
「そんなことしとるでだ!あほたれだ!」
(訳:そんなことしているからだ。あほだな。)
我が子を笑い飛ばす網野のおじちゃん,おばちゃんの顔が...。
網野の保護者は強かった。子どもも逞しくなるわけだ。

痛みと自己責任を教えていた回転ジャングルジムは,子ども達の先生?