2009/12/29

よいお年を。。。

いろんな目標,いろんなタイプの市民ランナーとの出逢い。
一流選手?みたいに,みーんな素質があるわけではない。
一流選手でも少ないと思う。

「凄い素質があるよ。」
現役の頃,新人が入るたび,小出監督の口から出る言葉。
でも,結局,素質に勝るのは努力。
まず,一番に結果をきちんと出したのは,
監督が素質がないって言ってた有森裕子先輩だった。
当時,私も故障ばかりしてしまう身体の弱さ,素質のなさ。
あまりの故障の多さに,父やすおに
「故障して走れないなら帰ってこい。働けないやつは,会社に迷惑だ。」
と言われたほど。素質のなさを何で補うか。
素質がないから,不器用だから,できることを一生懸命するしかないと自覚する。
時に(かなり),一生懸命が空回りしながら。
有森先輩と小出監督の夢を追う姿をみて,素質ではなく,
努力をし続けられること,目標へ向かってまっしぐらな気持ち
(目標に対して何が必要かを嗅ぎ分ける能力になるのかな。)
の大切さ...みんなにチャンスがあるということを学んだ。

寮には,たくさんの素質ある選手がいた。
不思議と,素質があると能力を発揮されにくいような気がする。
器用貧乏?素質をもてあますのかなぁ。
結局,素質は素質でしかなく,素質がない方が,
がむしゃらに一生懸命取り組める強さがあるように思う。
ちなみに,小出監督が認めた素質があって,努力をきちんとして
世界で戦った選手は,伊東(鈴木)博美先輩だけだったような気がする。

小出監督の口から出るもう一つの言葉。
「いいものもってるのに,もったいねぇなぁ。」
故障するたびに,つぶやかれた。この言葉は好き。
いいものもっている市民ランナーはいっぱい。
みんな一人一人,長所は必ずある。
長所を大切に自分に挑戦!
完走,楽しく走りきる,自己記録...自分の掲げた大切な目標へ。
2010年も,まっしぐら!!

         よいお年を。。。