2010/10/19

郷土愛

あみの八丁浜ロードレース。
高校の頃何度も走った練習コースを
FUNCOME Gangs!! が駆けていく。
ちいさな町とはいえ,当時の練習コースが
ロードレースのコースの一部に
入っていることにも運命を感じる。
上りのきつさやコースのかったるさ,下りの勢い
...当時の練習をFUNCOME Gangs!!
思い出させてくれる。不思議な気分。
やっぱり,いつも心は,FUNCOME Gangs!! と走っているのかなぁ。

網野の人達は,町が賑やかになることが大好き。
一日一回は必ず海岸沿いに足を運ぶ,うちの父は,
海水浴シーズンになると嬉しそうに帰って来て,
「よーけ来とる!」訳:たくさん来てる。
と家族に報告する。
嬉しそうな父に「町長かっ?」ってツッコミ入れるのだが。
そんな風に,人が人を元気にしてくれる。
ちいさな町だからこそ,町に来ていただいた,
一人一人に活気を運んでいただく。
本当にありがとうございます。

父母は,網野に来ていただいた方へ,こんな不便な
遠い町まで来ていただいて...と感謝し,
なにもないところだが,せめていい景色を...
晴れを願い,おいしいものを...と新鮮な海の幸を
食べて欲しいと言う。
終了後,FUNCOME Gangs!!から聞いた網野の感想を
事務局長とともに父母へ伝える。
網野を気に入っていただいたことが心より
嬉しかった様子。
「喜んでもらえたなら,良かったねぇ。」
しみじみ話す母。
人に喜んでもらうのが好きな父は酔って,
何度も聞いてくる
「どう言っとった?」訳:なんて言ってた?
すでに伝えた感想を伝える。
そのたび,「そうなら,良かった。」訳:それなら良かった。
嬉しそうな顔。同じやりとりが続く。何度も何度も。
でも,あまりにも聞くから...
「もう何回言うだー!!
 良かった言うとったって言うただろっ。」
訳:もう何回聞くの?良かったと言っていたと伝えたでしょっ。
最後は,親子喧嘩口調に。
やっぱり,いつもの結末。コントかっ。
何から何まで協力してもらい,感謝の気持ちでいっぱいなのに。

父母の『人への感謝の気持ち』『郷土愛』,
尊敬するなぁ。いくつになっても親の背中をみて,
学ぶことはたくさんある。
愛郷心を大切にしなくちゃなぁ。
わかっていても,まだまだ...。親って何歳になっても,でっかいなぁ...。