偉大な選手,ハイレ・ゲブレシラシエの
走りは別格だった。
現役の頃,オスロで世界新に挑む,
ゲブレシラシエのトラックレースを
観戦したことがある。
スピードに観客席は大興奮。
1周ずつ世界新ペースで刻んでいくたび,
声援が大きくなっていき,あっというまの
25周(10000m)。世界新達成。
今回はTV観戦。マラソンという長時間,
いろんな角度から動きをみることができる。
タイムや勝負以外の楽しみ。
疋田大輔先生といつも話している理想の動きが
現実になっている走り。
動きに無駄がないとは違う。無理がない。
昨年12月の梅Group練習で説明した理想の動き。
うーん...なんて言ったらいいんだろう。
動きがひとつ?...体が1(イチ)?
いつものごとく感覚での表現。
しっくりくる言葉を探していると,
事務局長が「動物みたい。」とぽつり。
うん。そう。そう。ニュアンスは,それが最も近い。
スピードがおちても,最初から最後まで
動きからバネがなくならない。
頭からつま先までがひとつ。1(イチ)。
上りでも崩れない。離されても変わらない。
芸術だなぁ。