2009/07/31

掌で

shimizu教と言われている人が何名かいるらしい。何度か耳に入っている。
純粋なRunningの繋がりだからこそ,絆は大切にしている。
が,shimizu教?きっと,なにかの間違い。shimizu教なんてなったら大変。
たぶん,shimizu狂の間違い。これはありうる。
天然がうつり...とんでもない影響を与えてそうだ。あはは。
shimizu教どころか,反対に...関わる方々のそれぞれの色に染めてもらっている。
うーん...掌で転がしてもらっている感じ。居心地いい。えっ,重い?いやいや...

そういえば,伊東博美さん(FUNCOME Blend 1/2Year Clubアドバイザー)は,
小出監督を掌で転がしていると,言われていたことがあったなぁ。
高校時代から移籍,引退まで,小出監督とずっと一緒だったのは伊東博美さんのみ。
(っていうのを気付いている人は少ないかも。)
有森さんも,Qちゃんも,最後は小出監督から巣立っていった。
監督の性格を知り尽くしている伊東博美さんが掌で...なくはない。
掌で転が伊東博美さん?
わざと転がされていた小出監督?
勝負師と勝負師のタッグ。世界一。納得。
さぁ,今年も世界陸上がやってくる!!応援しなくちゃ。

2009/07/30

地球人

薄暗い夕方...ジョギングの帰り道,交差点付近になにかが...。
車が通ると羽が舞う。目を凝らしてみると...徳生公園のカモ。
なにを目指していたのか...。すでに死んでいるよう。のーん。
車は避けながら,通り過ぎる。時間的に行き交う車が多い。
どうしたらいい?仕方ないね...成す術もなく通り過ぎる。
ふと振り返ると,小型犬と散歩していた男性が,そっと手で包み,
歩道脇の草むらへ。
通勤帰り,散歩帰り...おそらく,たくさんの人が,私達と同じように
何もせず通り過ぎていたんだろうな。
薄暗く,誰に見られているわけでもない。
そんな中,格好つけるわけでもなく,そっと実行していた姿。素敵。
状況的にできなくてしょうがないと思った自分,
何もできなかった自分...深く恥じ入る。
行動力ある,言葉数の少なそうな人へ...すぐさま,
「ありがとうございます。」心込めて伝える。
地球人も捨てたもんじゃない!かっちょいぃー!!

異星人

FUNCOMEには,不思議と変わった人が集まると言われる。楽しい。
Cafe FUN★COMEだけの時は,外国人みたい(どこの国かは不明)...と
日本人離れ?した人とお会いすることはあった。
しかし,Runningを始めてから,それを越える人が集まっている。
人間離れ?した方にお会いすることが多々ある。異星人!
宇宙人の枠に入らない人も見え隠れ。実は...地底人も混じっている?
みんな,どんなに騒いだ後も,おうちを目指して帰っているが,
も...も...もしかして...もしかして...
ドアの向こうには地底の入り口がある?
タクシーで帰りますと言って去るメンバーのお迎えは,UFO?
...うわぁ,わくわくしてきたぁ。

次回募集には,地球・宇宙・地底の選択欄を付け加えなくっちゃ。
宇宙人と地底人メンバーのいる異星Club!かっちょいぃー!!

2009/07/27

じつにおもしろい

Runningという一つのことだけで,いろいろな人と逢う。
いろいろな人と逢うたび,自分の心がおもしろい。

多くの方とそれぞれの目標達成への道のり...道中のやりとり。
自分の心の反応を客観的にみた時,じつにおもしろい。(容疑者X...?)
相手の心と近い反応を示すことが多いことを発見。
心はニュートラルの位置で準備。気がつくと,極自然に...相手の心の速度に合わせる。
相手が心開いてくれていると感じる時,すんなりと心の送受信。
心が軽くて容量が必要ないのか,伝わる速度が加速している。
心開いてもらえていない時,より慎重になる分,容量が増すのか伝わる速度が減速する。

Clubのような大人数の場合,多数の心VS心。こちらは直球勝負。
心開いて一発送信。速度の違いはあっても,迷惑メールには入りませんように。

心の送信には,愛の添付つき!ここ大事...テストに出ます。
...なんの???
    ...じつにおもしろい。

2009/07/24

へーん

今月に入り,ちょっと頭がおかしい...あっ,おかしいのは普通。頭がなんか変。
変も,そろそろ限界。病院へ。
はじめての脳のCTスキャン。あっというまに終了。
脳ヌード?みながら,臨床診断所見...
大脳は前頭葉,側頭葉,頭頂葉,後頭葉はすべて異常ありません。
大脳基底核,視床に異常を認めません。
小脳虫部,半球に異常を認めません。
脳幹も問題ありません。
...「きれいですよ。」に,ひとまず安心
脳美人かぁ...うふっ。長所欄には脳がきれいな事って書こうっと。
やっぱり,変???いやいや,これは,『頭がおかしい』の方の症状。普通の症状...。

この『頭の変な感じ』は,なんなんだろう?

FUN★COMEで情報収集。
雨神さん説浮上。この時期は,雨神さんが移動中で,頭が重かったりするらしい。
特に,日食などの影響?で,通り過ぎたい雨神さんがおもうように動けてないとのこと。
...こんな神秘的な説もありかな。
雨神さんが通り過ぎるのを,そっと待ちましょう。
おしとやかに待ちますよ...脳美人ですからぁ。えへっ。

2009/07/23

与六

FUNCOME Blend 1/2Year Clubの初合宿。
追加募集も定員〆切となり,参加メンバーも決定。
詳細をみて,“ ◯◯は,ありません ” 文字に...キャンセル出るかな?あはは。
現地にて,「わしは,こんなところに来とうはなかったっ!」(by 与六:天地人)
...になるかな。
楽しい合宿になるよう,Staffは,いつものトレーニング通り,愛情いっぱいの
鬼になり...仏になり...おてんとさまになり...(誰が誰?)サポートします!

同じ網野町出身の楽天・野村監督の有名な語録。
人生には3つのさかがある。それは...上り坂・下り坂・まさか。
まさにFUNCOMEは,楽しい『まさか』の連続。巡り逢いに感謝。
まさかまさかのうちに,ホノルルマラソンツアーへも。

ホノルルへの架け橋となってくださっている足長お兄さん?!...
なんでも,なんとか乗り越えてきたバカ姉妹が,今度こそ路頭に迷う前,
道標となってくださり,ありがとうございます。

えっ,ハッピーエンド?残念ながら...それは,足長おじさんの話。。。

2009/07/21

摩訶不思議

FUNCOMEでのRunning。個人とClubという別の関わり方がある。どちらも楽しい。

個人指導は,いつもより,ちょっとお近づきになる。
Jogやダウンの時間などに,ちょこっとおしゃべり。
Clubにも参加している人は,Clubで起きたおもしろい話を披露してくれる。
「言っちゃいけなかったかな...聞かなかったことにしてください。」
気遣いの一言付き。...が,たいていClubのメンバーは,ご自身で広めてる。
次のトレーニング日には,ほとんどの人から聞く話になっている...ご安心ください。
「このことは,みんなも知らない。家族にも未だ話してない。」
なーんて話もある。えーっ,そんな話,私に先に言わないでぇー。ごーん...ちょっと重い。
また秘め事??...が,こんな話も,たいていClubの時には,ご自身で話している。
...最近は慣れてきた。えっへん。

ある選手が故障で走りたいのに走れなかった時期がある。一緒に辛い時期。
別の選手と個人指導の際,偶然,故障の話になる。
「ある選手が,今足が痛くて。走りたい気持ちはよくわかるんですが,我慢の時なんです。
 走りたいって聞く度,最近,なんだか自分がいじわるしているみたいで...。」
って,心を鬼にしている打ち明け話。
「走りたいっていって,隠れて走るわけじゃないから,いい選手じゃない。」と返答。
さすが人生の先輩!...その通り。真剣に選手のことを思って取り組んでいる分,
嘘は一番哀しい。走りたいけど,まだダメですか?って言われる方が幸せ。納得。

その話を,故障していた選手が復活した際,話すと,
「休んで良かったですよ。もし,嘘ついて走っても,すぐバレちゃうから。」
明るい返答。さすが人生の先輩!!...わかってしまうことがバレている。
そうなんです。走ると,わかっちゃうんです,嘘ついてるのも...。
わからない方がいい時もあるのに。
定期的にみるということは,そういうことなんですよね...。
素直な選手には,素直に,純粋な選手には,純粋に情熱が沸く。
人間の心理?...摩訶不思議。

そんなこんなで,個人指導とClubがリンクしている...摩訶不思議。

2009/07/19

どんくしゃー

「おみゃあは,ほんまに,どんくしゃー子だ!」
(注:網野弁 訳:おまえは,本当に,どんくさい子だ。)
ちいさい頃から父に言われ続けている。

小学生の頃,毎日飽きもせず海へ向かう夏休み。海までは,歩いていける距離。
バスタオルをマントのようにして遊びながら,近所の友達を待つ。ご機嫌。
バスタオルを翻しているうち...チクっ。タオルの中に何かが...。
蜂に刺されて出戻り。ぐすん。

冬。海風が隣町に雪を運ぶため,隣町の積雪に比べれば,少ないが積もる。
雪で狭くなった道幅。時々広くなる箇所に小走りに待機しながら,車を避けて下校。
広くなる箇所が遠いと,どうしても轍脇の雪に足を入れ,車を避けなければならない。
そんな状況で,車が近づいてくる。覚悟を決め,避ける...どーーーっ。視界が真っ白。
溝に,すっぽり。運転手の視界から,一瞬で小学生が消える...驚かせたに違いない。
這い上がり,とぼとぼ下校。ぐすん。

未だ,『どんくしゃー』歴更新中。たくさんありすぎて,ここでは省略。
子どもの頃の土台が大きい分,かなり積み上げられそう。

私より先に「どんくしゃーもんだ!」(訳:どんくさい者だ。)
と呼ばれ続けている母。どんくしゃー歴,長し。ベテラン。
どんな,どんくさいことをしてしまっても,
「ま,ま...,まぁやぁ,いらんわー。私のしそうげなことだわー...見てぇ,私らしいわぁ。」
(訳:あーっ,まぁ,嫌だわ。ほら,私のしそうなこと!見て!!私らしいでしょっ。
 ...ってとこかな。網野弁って難しいなぁ。)
どんくさい出来事を披露する上,自分らしさに変えてしまう母。尊敬。
人生前向き。

2009/07/16

ふー

暑い日に,ふと思い出すことがある。チームで世界陸上出場組と(当時,オリンピック
日本代表選考レースであった)北海道マラソンに向けて練習していた有森先輩と
Boulderにて一緒に合宿していた時のこと。

有森先輩は競技に対する意識が高く,日々の努力は惜しまない。
この合宿では,体調管理のため,冷房をつけないことに徹底していた。
冷房は,全ての部屋が一斉に動くタイプ。
後輩の私達もつけるわけには,いかない。耐えるのみ。
有森先輩は,故障をしていて歩き中心のトレーニングを黙々とこなしていた。
世界陸上組は強化練習。次第に練習後,夜の暑さに限界が。眠れない。強化練習は続く。
まずい展開。世界陸上は迫ってくる。背に腹はかえられない。
鈴木博美先輩(FUNCOME Blendアドバイザー)と作戦会議。目指すは快適な就寝。
有森先輩は就寝が一番早い。その時がチャーンス。計画を実行へ。
有森先輩が部屋へ戻った後,アイコンタクト。しーっ。そーっと,そーっと...
作戦開始...冷房にスイッチオーン!!その日から,快適就寝作戦は続く。
冷房は,つけてない(ことになっている。)...有森先輩の体調管理はいつも通り。
私達は,ぐっすり。

作戦成功?で,世界陸上組は,鈴木先輩10000m8位入賞,私は5000m決勝進出でき12位,
後輩の五十嵐美紀さんはマラソン11位。そして,有森先輩は,北海道マラソン優勝。
良かった。良かった。

有森先輩は,実は気付いていたかも...と思いつつ,確認する勇気もなく,時は過ぎ...。

体調管理に徹してた有森先輩の努力は凄いものでした...当時の私達を許してください。
でも,本当に限界だったんです。あの作戦しかなかったんです。
もし、この話が先輩の耳に入ったその時は,笑い飛ばしてもらえますように。

2009/07/13

師匠

他の選手同様,中学時代から何度も何度も故障した。故障者の気持ちもわかる。
(わかるからこそ,故障者の方には,アドバイスを聞いていただきたいのだが...
 貫禄不足?なのか,なかなか...)
故障をしなくなった頃,着実に結果がついてきて,数多くのレースにも出場し,
故障を理由ではなく,元気なまま陸上というものを満喫したと納得,引退。

陸上に未練がない分,私にとって,走る世界(ランニング)に関わることは
想定外の出来事。他の選手に比べ,体力がなかったため,ストイックな生活で
向かい合っていた陸上...とは違う,ランニングという関わり方。
私自身が新しい世界で,楽しさを教えてもらっている。
FUNCOMEで関わる全ての選手が師匠。
ひよっこ(初心者)は,一歩ずつ...純粋に走る楽しさを思い出させてくれる。
経験者は,一秒ずつ...速く走る喜びを思い出させてくれる。
そして,楽しみの共通点は,それぞれの走りに変化が見られた時。必ず大きく変わる前兆...
これはタイムではなく,本当に嬉しい。継続的に会えるから,見られる瞬間である。

FUNCOMEの師匠(選手)達は,走りだけでなく人柄もいい。
人のいいところ,嫌なところをたくさん見てきた...人間関係の経験豊富な人生の先輩が
多いように思う。私は寮生活で,いろいろな人と住ごした経験から,師匠達の気遣いを
みて,そう感じる。
一人一人のおせっかいにならない程度の親切,微妙な距離間が,みんなの居心地の良さを
作ってくれているような...そんな気がする。

素晴らしい雰囲気の本当の本当の本当の秘密?...
他の星から来た人が紛れているからです。そして,他の星から来た人を受け入れる
チームの度量が広いからです。うふふ。他の星から来た人は何名いるか?不明です...
そのうち,FUNCOMEは星へ連れ去られます...乞うご期待。
       *すみません...最後はFUNCOME Blendネタでした。

2009/07/12

おっしゃれー

陸上競技では,スタート何分か前に選手が集まらなければいけないコール(点呼)
というものがある。
コールは,第1コール・第2コールがあり,第1コールは自分の名前をチェックする。
第2コールはゼッケン・本人の確認,スパイクのチェック(ピンの長さなど規定を
守っているか),持ち物や服装のチェック(メーカーのマークが大きすぎると裏返す
かテープを貼るよう,指示が出る。)を受ける。もちろん,コールに遅れると失格。

コールといえば,国内開催の日本代表選考も兼ねていた国際レースでの出来事を
思い出す。ある選手がコール(第2点呼)に来ない。その選手は,当時の日本代表
候補選手。コールを知らないわけがない。審判員が何度も選手の名を呼び,監督さんが
大探ししている。こういう時,審判員はどうするのかな。そんなことを思いながら
スタート時間を待っていた。...コール時間を過ぎて,ようやく登場。おぉー来た来た...
みたいな審判員の対応。何もなかったかのように,スタート地点へ向かう集団へ合流
させる。ある程度強ければ許される?この選手,走っちゃいけないでしょ?
走る?本当に?走るなら,勝たせちゃいけないでしょ?
子どもの頃,父に教わった(...ことになるのかな。)闘争心に火がつく。
           *お時間がありましたら,過去の父の話をご覧ください。
こういう時は負けない。負けてはいけないと奮い立つ。
ルールは勝負以前の問題。今でも思う...審判員は名前に負けて欲しくなかったなぁ。
おかげで,めっちゃ頑張れたレースでした...が。

ということで,市民ランナーの皆さんも選手です。
市民マラソンなどで,見たり聞いたりするゼッケン交換や譲渡...それもルール違反。
レースはルールがあるから楽しいんです。
いまや,おっしゃれーなランニング。心も,きれいでありますように。

2009/07/11

最高

第3期 FUNCOME Blend 1/2Year Club 水曜の部・土曜の部ともに今週 Start。
第1期から楽しい個性派揃い。人数が増えても,バラバラのようで,まとまっていると
いう不思議な集団は変わらず。早くも伝統になりそう...。

メンバーは走り最高!笑いも最高!!
第3期初回のヒットは,継続(2〜3期)組と復活(1・3期)組のはじめまして...の会話。
「私は,Jです。」「H田です。」
と,まずは継続組の男性が2名自己紹介。
うん。うん。...と周りで見守る。
復活組の女性が
「◯◯という漢字でJさんね...覚えた。で,H田さんは私のHと同じHのH田さんね...
 よし!覚えた!!こうやって,覚えていくのよ。」
と覚え方の説明後,
「私はH田です。」
うん。うん。...ん?...えーーーっ。いや,いや,ち,ち,ち,ちがいますぅー。
ご自分の名前,違いますよー。それは人の名前...直ちにお返しくださいぃー。
え?の周りの顔に気付き,
「やだー。間違えちゃったわぁ。H澤です。」
確かにさっきの覚え方で,しっかり覚えてました...でも,ご自分の名前をお忘れに...。
予期せぬ自己紹介に,大笑い。いろんな人がのびのび自分を発揮?...楽しい。

次回のヒットは何かな?これまた楽しみ。

こんなにいい人ばかりに集まっていただいていいのかというくらいにいい人だらけ。
感謝の連続!人生最高!!

2009/07/09

偉大なる...

母の話。

母(ひろみ)は,楽しい。

夜になると,よく家族で夕涼みに海岸沿いへ行っていた。
暗い日本海の向こうに灯りが見える。
「きれいだね。夜になると辺りが暗いから外国の灯りが見えるんだよ。」
ちいさかった私は,夕涼みのたび,母の言葉に海の向こうの街を想像し,
ワクワクしていた。
ある日,野生派の父が日本海を指差し,
「光っとるのが見えるだろ?あれは,イカ獲り船だ。今夜は,よーけ船が出とるなー。」
...イカ獲り船。頭の中の街の灯りが一つ,二つ,三つ...静かに消えていく。
子どもながらにショックを受けたのを思い出す。
大人になって,母にその話をすると,
「まぁ,そんなこと言ってた?ロマンティックだねぇ。」
自分の言っていた事に感動している。偉大なる母。

現役時代,寮生活をしていた時...珍しく深刻な声で母から電話があった。
何やら聞いてみると,妹の血液検査があり,両親から生まれるはずのない
血液結果だったらしい。
「何があってもワシの子だ!うちの子だ!!」
電話の向こうの母の後ろで,父の声が聞こえる。
突然過ぎて,なにがなんだかわからない...。
数日後,「私の血液が違ったわ。あはは...。」あっかるい母の声。
母は,授業で調べた血液型をずっと信じていたらしい。
「いらんわー。今の歳まで血液型占いもちがうとこ見てたってことだわー。」
って,気になるのは,そっちかーい。偉大なる母。

2009/07/07

偉大だぁー2

FUNCOME Blend 1/2Year Clubを支えてくれている伊東(旧姓:鈴木)博美アドバイザー。

小出監督は全国各地で先輩(伊東アドバイザー)を面白おかしく練習嫌いと表現して
講演している。
そのため,先輩は『練習嫌い=練習しない』のイメージが浸透しているようだ。

先輩とは,オリンピックや世界陸上のレース,レースのための合宿...と
一緒に過ごす時間が多く,本当にお世話になった。確かに練習は嫌いだと思う。
(苦しい練習を好きか嫌いか,本音で答えなければいけないとしたら,多くの選手が
 嫌いと言うような気がする。結果を出すための練習は,本当にきついから。)
でも,『練習が嫌い』と『練習をしない』は違う。
当たり前だが,世界陸上金メダリストの先輩は,他の選手以上に,辛い練習を
きちんとしている。ただ,私の知る限りでは,無駄な練習はしない。
それが練習嫌いと表現されているように思う。

さて,無駄な練習がどれなのか...これは経験の賜物。
練習は大切で,どれを無駄とするか...。 

アトランタオリンピック前のBoulderでの強化合宿。日々,順調にメニューをこなして
いたある日,「今日,走ったってさぁ,疲れるだけだよ。」と先輩の一言。二人でメニュー
変更して山を散歩,岩をよじ登り,最高の景色を見に行った。メニューの流れ的に,
あれは絶妙なタイミングだった。もちろん,先輩も強化しながら調子を上げていきたい
のは一緒。決して,後輩を引き連れて,自分が練習嫌いだから言ったわけではない。
後輩の意見もきちんと聞いてくれる先輩だったので「予定通り走ります。」と言えば
「あっそう。頑張ってねぇ。」って送り出してくれただろう。先輩の直感?にのって
みようと,私自身も勝負に出た。当時のスタッフは誰も知らない。
私は,その日からグングン調子が上がった。

先輩は,マラソン代表になれず,10000mに短い期間で仕上げた(日本選手権:日本新での
優勝)影響で,なかなか体調が戻らなかったが,本番はそれなりの状態にもってきた。
練習中の体調を知っていただけに,本当に凄い先輩だと思ったレースだった。

こうやって,小出監督の指導だけではなく,先輩の姿に学んでいく日々。
いい先輩に出会えて良かった。先輩は偉大だぁー。

2009/07/06

偉大だぁー

FUNCOME Blend 1/2Year Clubでお世話になっている前田(旧姓:林)浩実コーチ。

現役時代,みんなのお母さんと言われていたほど,前田コーチは,面倒見がよく,いつも
みんなを見守ってくれていた。
当時,先輩は23歳くらいだったと思うのに,私達18歳以上の子持ち状態。
のちに...有森さんの練習パートナーとなる同期のYちゃんは,高校時代の先生でも
ある小出監督など,誰に怒られてもへっちゃらなのに,優しい先輩(前田コーチ)に
怒られると心底凹むって言っていた。わかるような気がする。

入社し,まもなく,小出監督からLong Jog(時間走)のメニューを与えられた日が
あった。場所は昭和の森というクロカン練習のできるところで,監督さえ振り切れば,
どこででも隠れる?ことのできる広い場所。サボる新人どもの先手をうったのか,
先輩達と走る指示が付け加えられる。私は前田コーチと,同期Yちゃんと走ることに。
「いくらゆっくりっていっても、今日のJogの時間、長過ぎるよねー。」
「バターになっちゃうよ。」
(↑ちび黒サンボのこと...ぐるぐるまわる練習を表現する。トラックを何周もするとか,
 小さな周回コースを何周も走らなければならない時使うのが,正しい使い方。先輩達の
 愚痴から学ぶ。ちなみに,前田コーチの練習の愚痴は聞いたことがない。)
Yちゃんとブツブツ言いながら,先輩のあとをトコトコ。うー,何度時計見ても時間が
進まない。そこで...トイレで時間を稼ぐ作戦に入ることに。
「先輩ー,トイレに行っていですか?」「いいよー。」即返答。やったー!
先輩(前田コーチ)は優しい。で,トイレツアーJogへ...トコトコ。
トイレ前に到着。すると...
ピーーーっ。
ピーって?えっ,今,ピーって言った?言ったよね?
...Yちゃんと空耳でなかったことを確認。
先輩の様子を伺う。極自然に先輩の右手は左手の腕時計のstopボタンへ。ゴーン...。
止まっちゃったー。時間止まっちゃったよー。トイレの中で心入れ替え作業。
ふぅ,潔く時間いっぱい,がんばろう...先ほどまでの悪い心をそっとトイレで流す。
笑顔で待ってくれてた先輩の後ろを何もなかったように,再びトコトコ。
メニューは,なーんてことのないゆっくりJog。だが,厳しさを学んだ練習の日となった。
先輩は偉大だぁー。
ちなみに,私たち二人のゴーン...の衝撃は,ずいぶん月日が経ってからしか,
前田コーチには話せなかった...。

こうやって,小出監督の指導だけではなく,先輩の後ろを追い,スタミナをつける日々。
いい先輩に出会えて良かった。先輩は偉大だぁー。

2009/07/05

おそるべし...2

父の話。番外編...。

父(やすお)は自然が大好き。田舎が大好き。
動物とのかけひきを見ていると,父って何もの?って思う事多々あり。

ちいさい頃,住んでいた家の裏に材木置き場があり,ねずみを家でみかけることがあった。
すると,父の目がキラリ。そうなると,やすお班の部下(子ども)は大忙し。
「部屋の襖を閉めろー!」ピシャンっ。
「逃がすなー,そっちも閉めろー!」ピシャンっ。
隊長(父)は,紙をクルクルっと丸め先を絞り,素早く筒準備。
ねずみが家具の隙間に入るのを確認。隊長と部下は家具の両脇に分かれる。
隊長は筒設置。反対側で部下は指示待ち。
「ようし,そっち側(家具の向こう側)から叩けー!」隊長の一声が響き渡る。
ドンドン...ドカドカ...。
ねずみが逆走し、隊長の筒へ。捕獲完了。おそるべし,やすお。百発百中。

鳥が部屋に入ってくると,これまたキラリ。網を振り回し追っかける。やすお班出動。
「鳥を休ませるなー!」くたばるのを待つ作戦らしい。鳥も必死。想像以上に速い。
指示通り,休ませないようにするため、鳥が止まろうとする度にジャンプ。
ジャンプにも限度というものがある。もう,私が鳥になって,この場から逃げ出したい。
隊長は「疲れてきたぞー。」「あと少しだー。」を繰り返す。
何回,そのセリフ言った?疲れてきたのは,鳥ではなく,私です!あなたの部下です!!
隊長はいいよ,網使ってるんだもん...。心の中でキレそうになりながらジャンプ。
こちらの心が折れそうになった時,捕獲。おそるべし,やすお。

またまた...やすお特集になってしまった。おそるべし,やすお。

2009/07/04

おそるべし...

「ご両親は何かスポーツされてましたか?」の質問,多かったような気がする。
特に何って聞いたことがない。では,なぜ?
父方の叔父,イツおじさんという人が足が速かったらしい。で,その方が戦死した時に
生まれたのが父。父がイツおじさんの生まれ変わりって,今は亡きひぃおばぁちゃん?
が言っていたらしい。そのおかげではないか...っていうのが母の説。
でも,私は短距離は遅いし...生まれた時から速いって記憶が全くない。

考えてみると,やはり,やすお(父)&ひろみ(母)の最強コンビ生活の環境が
良かったと思う。

母は成績に無関心。
高校卒業後,実家の押し入れの隅で,しわしわになってる紙を発見。
ひっぱり出して,しわをのばすと,全国インターハイの表彰状...ひぇー。
地元の大会などの表彰状は奇麗に整理してある...なのに...なんでやねん。てな、具合。
父は陸上に無関心。
取材の際,私の3000mの記録を聞かれ,自信満々1500mの記録を答える。
それって世界新記録やーんって心の中でツッコミ...。
まぁ,こんなお気楽な環境が良かったんじゃないかぁと。

あとは,父の野性味溢れる育児法。
父にとって,子どもは子ども。男女性別なし。どこにでも,連れていかれた。
テトラポットを走れるのも父のおかげ?。
どこであろうと,父についていけないと「おんびんたれ」(臆病者)呼ばわりされる。
この「おんびんたれ」呼ばわりは,ちいさな子どもの闘争心に火をつける。
必死にについていく。
気がつくと,ひょいひょいっとついていけるようになる。おそるべし,やすお。

結局,やすお特集になってしまった。おそるべし,やすお。

2009/07/03

理屈じゃねぇ...???

『あたまでっかち』では,うまくいかないのがRunningのおもしろさの一つ。

小出監督が,やんちゃな高卒軍団を前に,よく声をはりあげてたっけ。
「理屈じゃねぇーんだよっ。」って。
当時は、何言ってんだか...って感じ(今となっては,ごめんなさい)で,
先輩達とミーティング後,
「監督さぁ,またわけわかんないこと叫んで,今日も一人で熱かったねぇ。」
なーんて冷めて笑ってたけど,『理屈じゃねぇ』のこの言葉に全てが詰まってる感じ。
“理屈じゃない”って,この言葉一つとっても,監督の言葉はわかりやすかったんだなって,
本当に思う。...今更ーっ??
ばぁーっと走ってな,がーっと行ってな,さーっと走れ...的な表現
(状況:平地から下りで平地)だから,ついつい高卒軍団は茶化しちゃうんだよなぁ。
だって,理屈抜きで面白いんだもん。あはは。
大事な試合のミーティングもこんな感じですからぁ,ほんと。

小出監督指導の世界に通用するスタミナトレーニングに,トラックという世界共通の
場所で戦うため,自分なりに日々試行錯誤し積み上げたスピード...経験の全てを応用し,
今は頑張る人それぞれにあった方法で,それぞれのゴールを目指す。
私の頭の容量...ちいさいなりにフル回転。

正確には,間違ったトレーニング方法はあっても,
絶対正しいトレーニング方法なんてない。なんのこっちゃって感じですが...,
FUNCOME Gangs!! の皆さんは,なんとなーく...わかっていただけると思います。
理屈じゃねぇんだな。。。